なんと 「 透ける 」 コンクリート
- ( 2006/04/16 )
愛読書の 「 AXIS 」 に ( 最近ほったらかしでしたが … ) 、偶然なのか意図的にかワカリマセンが、似たようなネタが3つほど載っていて。
安藤忠雄がやった、最近話題の表参道ヒルズのファサードのライトアップ。
内側の人々の動き、気配を外側に反映させようという、なかなかテクノロジ的にも手の込んだ演出方法。
既存の技術だと制御する数を大きくオーバーするので、LED1つ1つにIPをふってやって、コンピューターで制御しているんだとか。
表参道ヒルズのこのために開発された新技術で、商品化されて他の案件にも使われているとか。
ホントにそうなると「 おぉ~ 」 という感じですが、ボクの記憶だとボクが学生時代のアイディアコンペの入選案に、こんなのがいくつかあったような気もするし、テクノロジはちょっと違えど、すでにこのアイディアは実用化されている例もなんかあったような。
で、どうも銀座のユニクロもそんなコトしてるようで。
あ、こっちは内面の何かを外側にアウトプットするんじゃなくて、ブランドイメージの演出としてしているようですね。
冷めた目で見れば、派手なネオンなだけじゃん … みたいな感じがしないでもない。
テクノロジとか、やり方とかは新しいらしいけど。
そんな2案に対して、根本的に目からウロコだったのがこっち。
ん~、コンクリートが透けている。
「 光透過ブロック 」 だってさ、なんだかすげぇ。
一定の方向に光ファイバーをいれて、約50%くらいの光の透過率を確保しているんだとか。
しかも単なる意匠素材じゃなくて、構造用素材として扱えるというからさらにすごい。
本質的に、いろんな生活シーンの演出方法を変えてしまえる可能性を感じました ( 個人が勝手にね ) 。
だってさ、いままで前述の2案みたいに表層の部分だけで、ものものしいシステムとかテクノロジとか使って力業でやってたことを、ごく当たり前の方法でできてしまう。
もう解決策が圧倒的にスマートだよ。
銀座や表参道でなくとも、構造体がコレでできた住宅とか、商店とかがさらりとやってのけてしまう。
一部のアーティストやデザイナーだけが使えた手法を、より多くの人々が扱えるようになって表現方法が一般化したら、きっと新しい価値観とか利用方法が出てくる。
デザイン理論を洗練していくのも大事だけど、新素材の台頭って、いままでそうやって積み重ねてきた理論を一気に飛び越えてしまう力を持っているんじゃないかな。
こういうのと比べたら、ケータイの新機種のデザインなんかダイソーに一緒に並べても違和感のない、薄っぺらいモノに思えきちゃいますよね。
… ん、いいすぎましたね m(_ _)m 。
