今月のウェブデザイニングは「 Web デザイナー白書 」 が特集。ずいぶん前からある、Webデザイナーのお仕事に関するテーマを統計するというもの。他社のデザイン料やその他報酬を推し量る材料も充実ですが、Webデザイナーとしての経歴や今後のキャリアパス、職場の環境や就労時間・業務内容、はたまた勤務先の年商やもらってる給料まで … 他のWebデザイナーの待遇がおおまかにわかってしまうのが良いところ。個人的に、この手の雑誌の特集としては、かなり興味深いモノだと思ってます ( だって他人の年収知りたいじゃん ) 。「Webデザイナーです」って仕事していた大昔は、こういうの少なかったので、将来のキャリアを感じ取る貴重な情報源だったような。
昔と比べて勤務先の年商がだいぶ上がってるような気がします。環境がそこそこ整った職場が増えたってことでしょうかね。それに比べて仕事の時間は 9 ~ 10 時間、または 11 ~ 12 時間が多いようで、変わらず長めですねぇ。Webデザイナーのお仕事は手を動かすよりも、考える時間の方が長いですから仕方ないですが … 。そういう性質だと、効率よく稼ぐために独立したり、あるいは転職したりと、いろいろキャリアアップも考えたくなります ( 当時のボクもそんなんだったし ) 。年収の統計を見ると、300 ~ 399 万円が一番多いですが、多い年齢層 ( 35 歳未満 ) やキャリア ( 平均で 4 年程度 ) から見ると、まあ妥当な数字かもしれません。
ついつい待遇の方へ目がいくんですが、仕事のやりがいは年収や労働環境だけじゃないかも。Webデサイナーからシステム系へ転職してみて ( 組織的にも大きな規模へ転職 ) 思ったのが、仕事内容についての評価軸がデザイナーより少しはっきりしていること。現在の会社でもデザインがメインタスクという方たちが居ますが、こなしてもこなしても次から次ですね。しかも華やかな成果物の割には、評価軸が曖昧、成果がはかれなかったり。システム系も 「 次から次 」 は似てますが、まだ成果が数字などわかりやすい形ででるので、給料や仕事内容の査定をしやすいような気がします。自分の努力と成果を、自分が感じているように評価してもらえるというのも、仕事のモチベーション向上の大切な要因ですよね。まあこれって給料・年収にも関係してきますが、なにより組織から人材として必要とされているっていう実感って大事。
ところで、現在の Web はシステムを絡めないと、もうなかなか成立しない状況だと思うのです。それだけにシステムの理解度が、その人のキャリアアップの道なり人材としての価値を決める要因の一つでもあるんじゃないかと。デザインがメインの就職・転職情報を見ても、何らかの言語の知識が必要な雰囲気が常にあるし。ところでこの DLDB の今月のアンケートも、たまたまシステムに関係するネタで。「 Webデザイナー白書 」でのアンケートでも、DLDB のアンケート傾向と同じく、Ajax や PHP が人気のようですな。たしかに注目の技術ではありますが、一方で 「 あなたが今すぐ学ぶべき10のプログラミング言語 」 という記事があるようです。「 転職に有利な技術 」 って紹介してるブログもあるようで … 以下それぞれの言語においての求人数。
PHP - 1,152
C# - 5,111
Ajax - 1,106
JavaScript - 4,406
Perl - 4,810
C (C++) - 6,164
Ruby - 210
Rails - 54
Java - 14,408
Python - 811
VB.net - 2,090
求人数って、けっこう生々しい基準になるカンジです ( C# もまだまだだなぁ ) 。システム側の人間としては納得の結果ですが、Webデザイナーの皆さんにとってはいかがでしょうか。C# / VB.net / C ( C++ ) や Java なんかは規模のあるコマースサイトの骨子を作る部分ですから当然でしょうね。注目を浴びて華やかな印象がある反面、求人数 ( ≒金銭的価値だと思う ) が少なめな言語も … なんかだかボクが抱いてる Web デザインの分野にオーパラップするんですよね。あくまで主観ですが 「 キャリアアップしたい・転職したい … とりあえず LAMP かな 」 っていうのもそんなに続かないかと。地味でコアな技術 ( ≒これも金銭的価値だと思う ) の多くが LAMP になるとは思えない。オープンであるが故の信頼性、かなり地味でコアな部分での信頼性が、他の言語に比べると積みきれないような気がする。
クールなビジュアルで華やかなのは大事。でもそれをきっちりした軸で評価させるのはさらに重要。Webデザイナーの価値 ( 報酬もね ) を決めるのは、デザインの技術と同時に、その価値を認めさせるための技術ではないかと。どこへ転職・何に転職するにしても、仕事に対して、成果物に対して、地味な部分での信頼性がポイント。んー、やっぱそれって、Webデザイナーとしてのキャリアかも。
ああ、また支離滅裂な文章になったなぁ … 。